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美容師が仕事中に感じるやりがい6つ!やりがいを保って働き続ける方法は?

2025.12.01

美容師が仕事中に感じるやりがい6つ!やりがいを保って働き続ける方法は?

「憧れて美容師になったけど、思ったように仕事にやりがいを感じられない」
「毎日の仕事がルーティン化してきて、やりがいが感じられなくなってきた」

上記のような悩みを抱えている美容師の方は、少なくないのではないでしょうか。

美容師の仕事にはさまざまなやりがいや魅力がありますが、働く中で「やりがいが以前より感じられなくなってきた」「前ほど仕事にワクワクできない」と思うことは珍しいことではありません。

ここでは、美容師のやりがいを振り返って再発見するために「美容師が仕事中に感じるやりがい」「やりがいを保って働き続ける方法」について解説します。

美容師が仕事中に感じるやりがい6つ

美容師が仕事中に感じるやりがい6つ!やりがいを保って働き続ける方法は?

美容師が仕事中にやりがいを感じられる瞬間にはどのようなものがあるでしょうか。
ここでは、以下の6つを紹介します。

①お客様の理想を実現できる
②いろんな人と出会うことができる
③リピーターになってもらえる
④美容師の技術を高めていくことができる
⑤独立・開業できる
⑥美容師資格と経験を他業種でも活かせる

①お客様の理想を実現できる

美容師の仕事で、もっともやりがいを感じられる瞬間といえば「お客様の理想を実現できたとき」ではないでしょうか。

お客様から髪の悩みや希望、理想のイメージを聞き取って、それを実現できたとき、お客様は自然と笑顔になってくれます。

自分の仕事を通して、お客様が本当に喜んでくれること。
それは美容師が感じられるやりがいの中心的なものと言えるでしょう。

②いろんな人と出会うことができる

美容室には、さまざまな人が来店します。幅広い世代、いろんな属性の方と出会い、お話ができることは、美容師ならではのやりがいのひとつと言えるでしょう。

美容室では短くとも、30分〜1時間程度はお客様と対面してお話しすることになります。
その時間中、お客様の趣味や仕事のお話を聞く中で、新たな視野や知識を得ることができるでしょう。

③リピーターになってもらえる

リピーターになってもらえたときも、美容師がやりがいを感じる瞬間と言えるでしょう。

お客様に毎日丁寧に接客し、信頼関係を築いていく中で「髪に関することは〇〇さんに任せたい」「〇〇さんに髪を切ってもらうためなら多少遠くてもお店まで来ますよ」と言ってもらえたときは、大きな喜びを感じられます。

④美容師の技術を高めていくことができる

美容師のカットやカラーの技術は、日々高めていくことができます。

最初は「お客様の要望通りにカットできない…」と思っていたとしても、経験と知識を積んでいく中で「このカット・カラーなら、お客様の理想を実現できる」と自信をつけていくことが可能です。

自分の技術を磨けば磨くほど、できることが増えていきます。
技術・スキルを高めていけること、またそれを実感できることも、美容師のやりがいのひとつと言えます。

⑤独立・開業できる

ある程度のキャリアを積んだ美容師にとって、独立・開業し、自分の美容室を立ち上げるという選択肢は魅力的なものです。

オーナーとしてサロンを運営することで、専門技術だけでなくビジネス面での大きなやりがいを感じられるでしょう。

独立・開業には責任とリスクが伴いますが、自分の理想とするお店を実現できたときには大きな達成感が得られます。

雇われ美容師として働いているときでも、「独立・開業」という目標を持つことで、日々の業務に張り合いが生まれ、やりがいを感じることに繋がるでしょう。

参考コラム:美容師として独立するのによいタイミングはいつ?開業費用、収入相場も解説

⑥美容師資格と経験を他業種でも活かせる

美容師が仕事中に感じるやりがい6つ!やりがいを保って働き続ける方法は?

美容師資格と美容師としての経験は、たとえば以下のような他業種で活かすことができます。

・アイリスト
・ブライダル
・アパレル
・ネイリスト、エステティシャン
・訪問美容師
・美容メーカー

美容師として働く中で「この働き方しかないのか…」と悩んでやりがいが感じられなくなっている場合、他の働き方の選択肢を持っておくことで気持ちが少し上向くかもしれません。

美容師には「美容室で働く」という選択肢の他に、たとえば「訪問美容で働く」という選択肢があります。

訪問美容とは、高齢や病気などで自力で外出が難しい方の自宅・施設に訪問してカット・カラーなどを行うお仕事です。

美容室での仕事と違い、予約の入っている時間にお客様の自宅や施設を訪問し、施術する働き方になります。
なので、美容室で働くよりも拘束時間、労働時間の少ない働き方と言えるでしょう。

また、お客様に高齢の方が多いので、その点でも通常の美容室業務との違いがあります。

訪問美容や他の選択肢について詳しく知りたい方は、以下コラムで紹介していますのでぜひご覧ください。

知っておきたい訪問美容師のメリット・デメリット| 収入の話や活動の始め方も解説

美容師を辞めたい!辞めるときのポイント4つ、その後のキャリアステップ

美容師の主な仕事内容9つ

美容師が仕事中に感じるやりがい6つ!やりがいを保って働き続ける方法は?

美容師の主な仕事内容には以下の9つがあります。

1.ヒアリング・カウンセリング
2.シャンプー・ブロー
3.カット
4.パーマ
5.カラー
6.セット
7.メイク
8.受付
9.店舗清掃

これらの業務の内、どの部分が好きで、どの部分は苦手か認識しておくことも、やりがいを感じる上で大切な要素であると言えるでしょう。

たとえば、「お客様へのヒアリングが楽しい」と感じる方であれば、カウンセリングに時間をかけることのできる美容室で働いた方がよいでしょう。

また、「カラーをするのが一番楽しい」と思う方であれば、カラーに特に力を入れている美容室に勤めることで、最大限やりがいを感じながら仕事することができるでしょう。

美容師がやりがいを感じ続けるために大切なこと3つ

美容師が仕事中に感じるやりがい6つ!やりがいを保って働き続ける方法は?

どんな仕事でも慣れてルーティン化してくると、だんだんやりがいを感じにくくなってくるものです。

ここでは、美容師がやりがいを感じ続けるために押さえておきたいことを3つ紹介します。

①初心を思い出す
②キャリアステージごとに適切な目標を立てる
③お客様と信頼関係を築く

①初心を思い出す

美容師として働くことに慣れてくると、「初めてお客様を笑顔にできたときの喜び」「技術が認められ、スタイリストになったときの喜び」などがだんだんと薄れてきます。

そういった、美容師としての初心を思い出すことで「今、自分が行っている施術の意義や価値」を感じやすくなり、やりがいを感じることに繋がるでしょう。

②キャリアステージごとに適切な目標を立てる

目標がない状態では、多くの人が気持ちをキープできないものです。
アシスタントの頃は「スタイリストになる」という目標に向かって頑張っていた人も、スタイリストになると目標がなくなってしまうケースも少なくありません。

そこで、「半年で〇人、指名数を増やす」「1年で〇人リピーターを増やす」などの自分に適した目標を立ててみましょう

目標があれば、その目標のために今何をすればいいかを考えることができます。
それがやりがいに繋がるでしょう。

③お客様と信頼関係を築く

「お客様の理想を実現できること」は、美容師のやりがいの中でも大きなものであると言えるでしょう。
そのやりがいを最大限感じるために大切なのが「お客様と信頼関係を築くこと」です。

信頼関係を築くことで、お客様の理想のイメージについて十分な聞き取りをすることができます。
また、お客様と仲良くなっていればこそ、そのヘアスタイルを実現したときの喜びを100%伝えてくれるでしょう。

「信頼関係を築くこと」は美容師のやりがいを感じる上で基礎となる土台であると言えます。

美容師のキャリアステージごとのやりがい

美容師が仕事中に感じるやりがい6つ!やりがいを保って働き続ける方法は?

美容師といっても、アシスタント、スタイリスト、店長など、キャリアステージごとに感じられるやりがいは異なってきます。

ここでは、以下の5つのキャリアステージで感じられるやりがいについて解説します。

①アシスタント
②スタイリスト
③店長、ディレクターなど
④フリーランス
⑤独立・開業

①アシスタント

アシスタント時代は何よりもまず、スタイリストを目指すことが目標になります。

スタイリストを目指して技術と知識を身につける中で「着実に技術が身についている」「昨日よりも今日、一歩スタイリストに近づいた」ということがやりがいとして感じられるでしょう。

②スタイリスト

スタイリストになると、自分が教えてもらって身につけた技術や知識を後輩に教えていく立場になります。

同じ美容室で働くアシスタントやスタイリストの後輩に指導する中で、「後輩に教えること」「後輩のサポートをすること」にやりがいを見出す美容師もいるでしょう。

また、スタイリストといっても、そこで頭打ちになるわけではありません。
目標を定め、さらなるスキルアップ、キャリアアップをやりがいとしている美容師も多くいます。

③店長・ディレクターなど

美容室によって役職の序列や名称は異なりますが、店舗運営の責任者やトップスタイリストとして、お店の中心となる立場です。

自身の技術で売上を支えることはもちろん、スタッフの育成・管理、収支管理、経営戦略の立案など、美容室運営の「舵取り」を任されることに大きなやりがいがあります。

特に、自分の考えた戦略によって美容室の知名度や売上がアップしたり、育成したスタッフが活躍したりすることは、いちスタイリストの時とはまた違った達成感を得られるでしょう。

④フリーランス

美容師の働き方として、「お店に所属せずフリーランスで働く」という選択肢もあります。
面貸しや業務委託で仕事を得ながら働く形態です。

フリーランスは「労働時間や休日を自分で設定できる」「自分の努力がそのまま売上に繋がる」など、自己の裁量が大きいことがメリットです。

その点に魅力を感じる人は、フリーランスで働くことでやりがいを感じやすくなるかもしれません。

フリーランスについて詳しくは下記コラムをご覧ください。

面貸しと業務委託の違い!フリーランス美容師の働き方や給与相場

⑤独立・開業

「自分のお店を持ちたい」「自分の理想とする美容室を作りたい」という思いが強い方は、独立・開業することで、仕事に対してやりがいを感じやすくなるかもしれません。

ただ、独立・開業することには相応のリスクがあるため、十分に準備をしておくことをオススメします。

美容師の独立・開業について詳しくは下記コラムをご覧ください。

美容師として独立するのによいタイミングはいつ?開業費用、収入相場も解説

まとめ

ここまで、「美容師が仕事中に感じるやりがい6つ」や「やりがいを保って働き続ける方法」、「美容師のキャリアステージごとのやりがい」について解説しました。

美容師として働く中でやりがいを感じられなくなってきたら、「自分が何の業務にもっともやりがいを感じるか」「やりがいを持って働ける働き方は何か」といった点に着目して、自分の仕事への思いを棚卸ししてみてください。

その際に、この記事の情報がお役に立てば幸いです。

また、本コラムで紹介した「訪問美容」について、当サイト「GOCHOKI」では訪問美容師になりたい方に役立つ内容の記事を多数掲載しています。
訪問美容に興味がある美容師さんは、ぜひ参考にしてください。

→ 訪問美容「GOCHOKI」のお役立ちコラム