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訪問美容の「魅力」と「やりがい」とは?訪問美容師にはどんな人が向いている?

2020.08.18

訪問美容サービス『GO!CHOKI(ゴーチョキ)』です。

 

皆さんは、訪問美容の「魅力」や「やりがい」について考えたことはありますか?

以前から当サイトでは、訪問美容を始める上で必要な事前知識をお伝えしてきました。

それらを読んだ方の中には「訪問美容って改めて考えると手続きなどが必要で大変そう」「道具を買い揃える分ハードルが高いかも」と考えられた方もいるかも知れません。

そこで今回は、訪問美容の「魅力」や「やりがい」とはどういったところにあるのか、そして訪問美容にはどんな人が向いているのかを紹介していきます。

 

そもそも訪問美容ってどんな仕事?

はじめに、訪問美容とはどんな仕事なのかについて、サロンとの違いを含め、改めて紹介していきます。

 

「訪問美容とは何か」を詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでみてください!

【関連記事】美容師業は「訪問美容」の時代へ|訪問美容って何?始めるために知っておくべきこととは(クリックでリンク先に移動します)

サロンの常識が通用しない!?訪問美容の特徴

そもそも訪問美容のサービス形態は「予約が入ってから訪問先にお伺いして美容サービスを提供する」という流れです。

訪問美容という名称の通り、「訪問する」という点において、サロンとの明確な違いがあります。

 

訪問美容の特徴を簡単にまとめると、以下の通りです。

  • ・利用者層がサロンと全く違う
  • ・店舗を持たなくても始められる
  • ・サロン以上に床や壁の汚れに対する気遣いが必要

これら3つについて詳しく見ていきましょう。

 

【1】利用者層がサロンと全く違う

 

訪問美容とサロンの一番の違い。それは「利用者層」です。

サロンを利用する方は一人でも外出が可能な方がほとんどであるのに対し、訪問美容は、法律や条例で指定されている通り、高齢者や疾病などの理由で外出が困難な方に限られます。

場合によっては寝たきりの方や、身体が不自由な方に対してヘアカットなどを行う必要があるため、お客様の状態という面においてサロンとは大きな違いがあるのです。

 

【2】店舗を持たなくても始められる

 

サロンの場合は必ず店舗が必要ですが、訪問美容の場合、店舗を持たなくても始められるため、比較的ハードルが低いことも大きな特徴です。

上記の特徴から、セカンドキャリアや家庭と仕事の両立を目的として訪問美容を始められる美容師の方も多く、美容師を継続するための1つの選択肢とも考えられています。

また、上述した利用者層の違いという部分から、介護スキルを身につけられるというメリットもあり、今後拡大していく少子高齢化社会の備えとして始める方もいます。

 

【3】サロン以上に壁や床の汚れに対する気遣いが必要

 

訪問美容では、訪問先での美容サービスの提供が全体となります。

そのため、一般の方のお宅や介護施設など、その場その場による設備や部屋の広さの違い、お客様の状態の違いがあります。

ブルーシートや消毒用のアルコールシートなど、使用する道具が異なるので、「これまでのサロンでの常識が通用しない」と感じることも少なくないでしょう。事前準備として、何が必要なのかを把握しておきましょう。

 

以上が、訪問美容とサロンの大きな違いです。

 

訪問美容における魅力とやりがい

サロンとは利用者層や注意点などが大幅に異なる訪問美容。

美容師としてサロン勤務の経験があると、この「違い」によってハードルが高そうだと感じるのではないでしょうか。

しかし、違いがあるからこそサロンにはない魅力ややりがいがあることも事実です。

ここからは、訪問美容における魅力とやりがいについて、以下の2つを軸に紹介していきます。

  • ・ライフワークバランスを自由に決められる
  • ・「美容」という仕事で「お客様の生涯」に関わることができる

【1】ライフワークバランスを自由に決められる

個人で訪問美容を始めるなら、「ライフワークバランス」という部分で大きな魅力があります。自分で予定を組めるので「この日は多めに訪問したいから、予約は優先的にこの日に入れよう」「この日は休もう」という判断も自由にできます。

いわゆるフリーランス的な働き方が可能なので、「自由な働き方がしたい」という方や「家庭を優先したい」という方は、訪問美容を選択肢の1つとして検討してみても良いかもしれません。

 

美容師と育児の両立についてまとめた記事もありますので、そちらも一度チェックしてみてください!

【関連記事】ママでも美容師ができる新しい働き方!「訪問美容」で育児と美容師を両立しよう!(クリックでリンク先へ移動します)

【2】「美容」という仕事で「お客様の生涯」に寄り添える

訪問美容の利用者層は先程紹介したように、高齢の方が多いです。

なかなか美容室まで行くことができないという方の多くは、おしゃれを諦めてしまっています。

 

そのため、訪問美容を初めて利用した方からは「この歳になっておしゃれするのを諦めていたけど、利用してみてよかった」という感想をいただけることもあり、そういった『利用者様の声』がモチベーションに繋がっている訪問美容師も少なくありません。

「お客様を美容という仕事で支えること」「お客様の生涯に寄り添うこと」に対して憧れを持っていたり、やりがいを感じた経験がある方にとって、訪問美容は天職とも言える職業になり得るでしょう。

 

訪問美容の1日の流れ|訪問美容で1日どのくらい稼げるのか

育児・美容師両立記事_アイキャッチ

では、ここからは訪問美容を始めたときにどのくらい稼ぐことができるのか、そして1日の流れはどうなるのかを見ていきましょう。

ここでは「Aさん」と「Bさん」それぞれの1日の流れを紹介いたします。

サービスの料金によっても大きく変わりますが、ここではわかりやすくするために1回の訪問につき5000円、施設訪問の場合1人2000円でのサービス提供と仮定します。

◆個人で訪問美容をしているAさんの場合

妊娠・出産をきっかけにサロンを退職し、家事との両立を考えて訪問美容を始めたAさん。

平日はお子様を見送り、訪問美容師としての一日が始まります。

 

10時30分~:1件目のお宅訪問

朝の家事を済ませたあと、1件目のお宅へ訪問します。

 

11:30時頃:移動しながら昼食

1件目の施術が終わり、午後からの訪問先へ移動します。

途中、カフェに入って昼食を取りました。

 

13時~14時:2件目のお宅訪問

昼食後、2件目に訪問します。

 

14時30分~15時30分:3件目のお宅訪問

2件目の訪問が終わったら、3件目に移動します。

この日の訪問は、1件目を起点に短時間で移動できる範囲に設定していたため、合計3件のお宅を訪問することができました。

 

16時頃:帰宅し、家事を再開

Aさんは、この日の訪問を終了し帰宅。

帰宅後は夕飯の準備や買い物などを行いました。

 

・Aさんは3件訪問し、1日で15,000円の売上を得られた

 

Aさんはこの日3件のお宅へ訪問し、計15,000円の売上を得られました。

電車や乗用車での移動となった場合、ガソリン代や交通費がここから引かれます。

 

訪問先までの距離や訪問の範囲によって、移動手段を変えたほうが良いケースもあるでしょう。交通手段の選び方が知りたい方は、以下の記事も是非読んでみてください。

 

【関連記事】訪問美容に適した移動方法は何?乗用車・バイク・電車のメリット・デメリット(クリックでリンク先へ移動します)

 

◆サロンと訪問美容の両立を図るBさんの場合

続いてBさんのケースです。

サロンオーナーであるBさんは予約の空きを利用して、訪問美容を行っています。

この日は午前中に、介護施設への訪問の予定がありました。

 

10時~13時:介護施設訪問

この日は美容室から車で15分ほどの場所にある介護施設にて、10人のヘアカットを行う予定が入っていたため、朝から介護施設へ訪問しました。

 

14時30分~20時:サロンを開店

サロンに戻り、開店準備などをします。

14時30分~20時まで、5人のお客様に施術を行いました。

 

・Bさんは、1日で45,000円の売上を得られた

 

介護施設でのヘアカット(2,000円×10人)とサロンでのヘアカット(5,000円×5人)を行い、合計45,000円の売上を得られました。

サロンのみの場合に比べると、業務内容がハードになりますが、その分の売上が得られたことになります。

 

以上、訪問美容師の1日として、AさんとBさんの事例を紹介しました。

それぞれ異なるライフワークバランスを考えていますが、多様な働き方に対応できることも訪問美容の大きな魅力です。

 

訪問美容師に向いているのはどんな人?活動を長期継続できる人の特徴

訪問美容を始める場合、根気強い営業活動は不可欠。短期で満足できる売上を得ることは、地域によって難しいこともあるでしょう。

モチベーションが続かなければ、長期的に継続して活動することはできません。

ここからは訪問美容を長期継続していく上で、どのような人が向いているのかを紹介します。

【1】人との繋がりを大事にしたいと考えている人

魅力の部分でもお伝えしたように、「お客様の生涯」に寄り添う事ができるのが、訪問美容の大きな魅力です。

継続して同じお宅に訪問することもあるかと思いますので、お客様1人1人に寄り添うことができる方は訪問美容に向いているのではないかと思います。

【2】困っている人を支えたい、助けたいと考えている人

訪問美容は、高齢者や身体が不自由な人を対象としているため、介護職に近い側面があります。

外出できず、おしゃれを楽しむことを諦めてしまっている、そんな方のために美容を提供したい。もしくはそうすることでやりがいを感じられる方は、長期に渡って活動を継続できるのではないでしょうか。

まとめ:訪問美容は、現代社会のニーズに応える選択肢の1つ

今回、訪問美容の魅力とやりがいについて紹介しました。

サロンとの大きな違いがあるものの、訪問美容ならではの魅力があることも事実です。「ライフワークバランス」を重視したいという人も増えてきている現代社会において、訪問美容は1つの選択肢になり得る職業だと思います。

 

本記事内で紹介した魅力ややりがいから興味を持たれた方は、当サイト『GO!CHOKI(ゴーチョキ)』で訪問美容を始める上でのお役立ち情報を更新していますので、そちらも是非読んでみてください。

 

これから訪問美容を始めようと検討している方の一助となれれば、嬉しく思います。