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訪問美容のチラシの作り方&配り方 | ポイントは”捨てられないチラシ”にすること

2020.07.15

訪問美容 チラシ

地域の人々に、自分の仕事(訪問美容)のことを認知してもらう有効な方法の1つが、チラシの作成・配布です。

 

そこで今回は、訪問美容を始めたばかりの人向けに、チラシを使った訪問美容の営業・広報方法について解説。

どんなチラシを作るべきかどう配るべきか他のPR方法とどう組み合わせるべきかについて、まとめました。

訪問美容の営業チラシならではのメリット

効果的な宣伝をするために、まずチラシならではのメリットを知っておくといいでしょう。

営業チラシ、すなわち“紙媒体”ならではのメリットは、身近なところへ保管しておいてもらえることにあります。

 

ネットなどの情報は自らメモを取らないかぎり、すぐに忘れてしまうことがほとんどですが、紙の情報なら目にするたびに思い出せます。

すなわち、1回のアプローチ(チラシの配布)で長期間、宣伝効果が続くということです。

 

ただし、このメリットを利用するには“なるべくすぐに捨てられないチラシづくりの工夫”が必要になります。

続く項目で、その詳細を見ていきましょう。

訪問美容の営業チラシの作り方

スタートイメージ

先ほども述べたように、訪問美容の営業チラシとして望ましいのは、なるべく捨てられなくて、なおかつ情報が分かりやすい・見やすいチラシです。

以下4つのポイントをおさえて、手元に置いておきたいチラシ作りにチャレンジしてみましょう。

 

【1】訪問美容のチラシにオススメの紙の大きさは「A4 」or「A5」
【2】訪問美容のチラシにオススメの紙の厚みは「0.10~0.16mm」
【3】チラシには「対応できる(できない)こと」「人柄が分かること」を書く
【4】チラシのデザインは“美容”と“介護”、どちらにも偏りすぎずに

【1】訪問美容のチラシにオススメの紙の大きさは「A4 」or「A5」

訪問美容のチラシにオススメの紙の大きさは、A4あるいはA5サイズです。

 

A4は一般的なコピー用紙と同じ大きさで、それよりも少しコンパクトなA5は手帳・ノートなどに多いサイズです。

ともに施設内で利用者向けに設置しやすいサイズ感であること、ファイルで他の書類・チラシと一緒に保管しやすいことなどのメリットがあります。

 

なお、活動する地域の家々にポスティングする場合は、ポストからのはみ出しがないように2つ折り、または3つ折りにすることが一般的です。

なかでも3つ折りが、コンパクトかつ紙がクシャクシャになりにくいためによく選ばれます。

 

2つ折りや3つ折りデザインのチラシにする場合は、はじめからそれを前提にしたデザイン・レイアウトにすることが望ましいです。

【2】訪問美容のチラシにオススメの紙の厚みは「0.10~0.16mm」

訪問美容のチラシはペラペラの普通紙ではなく、ある程度しっかりした厚みの紙を選んで作ることをオススメします。

厚い紙で作ったチラシのほうが保管しやすく、捨てられにくいからです。

 

文庫本の表紙などと同等の、0.10~0.16mmの紙を選ぶといいでしょう。

【3】チラシには「対応できる(できない)こと」「人柄が分かること」を書く

・施術メニュー
・価格 (出張費用の有無や額も明確に)
・電話番号
・営業日時
・対応エリア

上記は、訪問美容の営業チラシに載せる基本情報の例です。

 

特に電話番号は、見つけやすく掛け間違いも少ないように、大きく目立つ色で記載するとよいでしょう。

機材や資格の有無による、(自身の訪問美容で)対応できること・できないことについても記載があると、なお親切です。

 

また、訪問美容を始めたばかりでは少ないかもしれませんが過去の実績、そして親しみを持たれるような自己紹介文も、スペースが許すなら入れたいところです。

【4】チラシのデザインは“美容”と“介護”、どちらにも偏りすぎずに

訪問美容のチラシのデザインは、美容テイストと介護テイスト、どちらにも偏らないよう工夫しましょう。

 

例えば、様々なフォントを使ったオシャレなチラシは美容のテイストが強く、訪問美容を利用する人に「ハードルが高い」と思われることがあります。

逆に、オシャレさを度外視してシンプルにしすぎると、介護のテイストが強く、「綺麗になるイメージが沸かない」「印象に残らない」といったことになりがち。

 

美容と介護のバランスが取れたデザインをゼロから考案することは難しいですが、今は画像検索でテンプレートがたくさん出てくるので、デザインが苦手だという人は参考にしてみましょう。

印刷まで頼むことができる、『ラクスル』などのオンラインデザインツールが、訪問美容チラシ作りの初心者に人気です。

訪問美容の営業チラシはどこに配る?

介護施設

訪問美容のチラシは営業地域の個人宅、および介護施設(ケアセンター)へと配るのが一般的です。

訪問美容は地域での認知度を高めることが第一なので、同じところへ何度も顔を出すよう頑張りましょう。

 

介護施設へチラシを持って訪れる際は、職員さんの忙しい時間帯を避けることがベター。

基本的に昼食時や夕方は忙しいので、訪問するなら10時~11時14時~16時ぐらいがちょうどいい時間帯です。

ただ、介護施設によっては営業活動にアポが必要なケースもあるので、その場合は事前に電話などで問い合わせておきましょう。

 

いずれにしても、チラシを配りに行く意識ではなく、“チラシを受け取ってもらう”意識を持つように心掛けましょう。

もっとも、これは他業種の営業活動においても同じですね。

チラシ以外の方法も使って、より効果的に訪問美容の広報をしよう

SNS

訪問美容の営業チラシには、“身近なところに置いてもらえる”という大きなメリットがある一方で、定期的な配布・作成に手間がかかることや、載せる情報の量を厳選しなくてはならないことなどのデメリットがあります。

 

これらチラシのデメリットを補い、チラシでは届きにくい層へアプローチするために、チラシ“以外”の方法もうまく使った広報活動を行いましょう。

SNSの活用 (TwitterやFacebookなど)

すでに多くの企業・個人が取り入れているように、TwitterやFacebookなどSNSを使った広報・広告活動も、自身の訪問美容の名を広めることに効果的。

SNSの利点は、こまめかつ即時に情報を発信できることにあります。

 

訪問美容師の人となりが分かる日常の出来事や、「今日は○○区でカットをして喜んでいただけました」と仕事のこと(この投稿を見た人は、訪問可能な地域も分かる)などを、日々更新するといいでしょう。

要はチラシでは1つ1つ取り上げられない小さなことを、SNSでカバーしていくということです。

 

美容業界の広告・広報活動で欠かせないSNSといえば、Instagram(インスタグラム)の名も挙げられます。Instagramは言わずもがな、写真ありきの情報の発信に優れたツールです。

 

「誰に情報を届けるか?」「どんな情報を届けるか?」によって、SNSの使い分けをしていくことにも慣れていきましょう。

まとめ

訪問美容

以上、訪問美容のチラシの作り方&配り方について、お伝えしました。

 

チラシを無事に受け取ってもらえたとしても、「即依頼!」に繋がるわけではありません。

実際のところ、よりスピーディーな受注をかなえるなら、紹介をもらって繋げていくほうが早いです。

 

しかしチラシを使った地道な宣伝活動は、時間をかけて実を結び、人伝手では届かない層からの依頼に繋がるはずです。

最初から完璧なデザイン・テキストにする必要はないので、まずはご挨拶の気持ちで訪問美容師としての真心が伝わるチラシを作ってみましょう!

 

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