つわりのある妊娠中に美容室に行くのはOK?美容室の選び方、予約時の注意点
つわりがある妊娠中、「美容室に行ってもいいのだろうか?」「妊婦にも対応してくれる美容室はあるのだろうか?」と不安に思う方は少なくありません。
妊娠中、家にいる機会が多くなるとはいえ、たまには美容室に行きたいですよね。
つわりがある妊娠中でも、体調が安定していれば美容室を利用することは可能です。
ただ、いくつか注意点はあります。
ここでは、「妊娠中の美容室の選び方」や「予約時に伝えるとよいこと」「美容室に行く時の注意点」をお伝えします。
また合わせて、「妊娠中のカラーやパーマ」、家にプロの美容師が訪問してくれる「訪問美容」についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
つわりのある妊娠中の美容室の選び方
美容室を選ぶときには、以下の基準を押さえておきましょう。
美容師さんと面識がある
以前から通っている美容室がある場合、その美容室は候補のひとつとなります。
美容師さんと信頼関係ができていれば、施術の相談や、施術中の体調不良なども伝えやすいでしょう。
もし、馴染みの美容師さんがいる場合、その方がいる美容室を検討してみることをオススメします。
通っている病院、クリニックに近い
妊娠中はつわりだけでなく、急な体調の変化が起こる可能性があります。
ですので、「自分が通っている病院やクリニックの近くの美容室を選ぶ」というのも、妊娠中の美容室の選び方のひとつです。
通院している病院、クリニックが近ければ、万が一体調に変化があった際も、すぐに受診ができるので安心です。
個室や仕切りがある
妊娠中は、薬剤やシャンプーの匂いに敏感になる方も多くいます。
個室や仕切りがある美容室を選ぶことで、周りの匂いや物音の影響なく施術を受けることができるでしょう。
また、他のお客さんの視線を気にしなくてよいので、姿勢を変えたいときや休憩したいとき、美容師さんに気軽に相談できるでしょう。
座った姿勢で洗えるシャンプー台が設置されている
妊婦さんを受け入れている美容室では、「座ったままシャンプーできるシャンプー台」が設置されている店舗があります。
美容室でシャンプーしてもらうとき、多くの美容室では仰向けの姿勢で施術を行いますが、妊娠中はこの仰向けの姿勢をきつく感じることも少なくありません。
座った姿勢のままシャンプーをしてもらえれば、無理なく施術を受けることができます。
つわりのある妊婦さんが、美容室の予約時に伝えるとよいこと
美容室を予約する際、妊婦さんがお店に伝えておくとよいことをお伝えします。
妊娠中であること
まず、何よりも先に「現在、妊娠中であること」を伝えましょう。
妊娠中であると伝えることによって、美容室側も準備することができます。
妊娠中であることを伝えた後、そのことを踏まえて施術中の姿勢やメニューなどについて相談しましょう。
この際、何か不安なことや確認したいことがあれば、積極的に確認しておきましょう。
「妊娠初期だし、見た目にはわからないから」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、妊娠初期であっても匂いで体調が悪くなることもありえます。
念のため伝えておくと安心です。
できるだけ短時間の施術でお願いしたいこと
妊娠中は血流が滞りやすく、疲れを感じやすいため、「妊娠中なので、できるだけ短時間の施術でお願いしたい」と伝えておくと安心です。
美容室では、施術の時間が長くなるほど、長時間同じ姿勢を続けることになります。
「短時間で施術してもらう時間帯に合わせる」「カットやカラー・パーマを2日に分ける」など、無理のないスケジュールを組めるよう、あらかじめ美容師さんに相談しておきましょう。
つわりのある妊婦さんが、美容室に行く時の注意点5つ
美容室に行く前に、以下の5つの点を確認しておきましょう。
①母子手帳、健康保険証など、持ち物を確認する
妊娠中は、急に体調が変化することがあります。
そういった不測の事態に備えて、以下の持ち物を持参しておきましょう。
・母子手帳
・健康保険証
・タクシー会社の電話番号
・通院している病院の電話番号
・緊急連絡先
②妊娠初期はにおいに敏感になったり、つわりがある
妊娠初期は特に、カラーやパーマの薬剤などの匂いで気分が悪くなることがあります。
気分が優れない、嘔気があるなど体調に変化があれば、風通しのよい入り口に近い席や窓際の席への移動をお願いするとよいでしょう。
マスクなどの対策も有効です。
また、つわりが始まる頃でもあります。
美容室予約当日、つわりがひどいようであれば体調と相談し、無理せず別日に再予約したほうがよいでしょう。
③妊娠中は肌がデリケートになる
妊娠中は、妊娠前よりも肌が敏感になることがあります。
そのため、これまで使ってもらっていたカラーやパーマの薬剤も、体質に合わなくなるかもしれません。
もし施術中に痛みやかゆみなどの違和感があれば、美容師さんにすぐ伝えるようにしましょう。
④妊娠中期〜後期は長時間同じ姿勢を取るのが難しい
妊娠中期からは、だんだんとお腹も大きくなり、同じ姿勢をキープするのが難しくなっていきます。
美容師さんにあらかじめ相談し、「施術中に体勢を何度か変えたいこと」「しんどくなったら休憩をお願いするかもしれないこと」をしっかり伝えておきましょう。
⑤妊娠中期〜後期は仰向けの姿勢に注意する
また、妊娠中期以降は仰向けの姿勢に注意しておきましょう。
お腹の大きくなり始める妊娠中期以降に仰向けの姿勢を長時間続けると、子宮の重みで静脈が圧迫され、急に低血圧になる仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)になることがあります。
気分の悪さや意識の薄れを感じたら、ゆっくりと起き上がり、体勢を変えて休むようにしましょう。
妊娠中にカラーやパーマはしてもよい?
「カラーやパーマは、胎児に悪影響を及ぼさないの?」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
このことについて、現在の医学的な見解によれば、カラーやパーマの薬剤が体内の胎児に影響を与える、という事実は確認されていません。
しかし、先ほどもお伝えしたように、妊娠中は肌や頭皮がデリケートになったり、匂いに敏感になるなど、体質的な変化は発生します。
カラーやパーマをする場合であっても、事前に美容師さんと十分相談し、痛みやかゆみ、違和感のないカラー剤、パーマ剤を選んでもらうようにしましょう。
プロの美容師が家で施術してくれる「訪問美容」
「つわりなど、体調が安定しないので、美容室に行くことは難しい」という方にオススメしたいのが、訪問美容というサービスです。
訪問美容とは、プロの美容師が、妊娠、出産、育児等で外出が難しい人のお家に訪問して、ヘアカットやカラーをしてくれるサービスです。
このサービスは、通常の美容室が行っているものや、元サロンのスタイリストが独立して営んでいるものなどがあり、美容室に行くのと変わりないサービスを自宅で受けることができます。
「美容室に行くのは難しいけど、美容師さんの本格的な施術を受けたい」という方はぜひ検討してみてください。
訪問美容についてさらに詳しくは、下記の記事をご覧ください。
→ 訪問美容は介護・育児で忙しいご家族も利用できる!外出が難しいアナタへ
まとめ
ここまで、「妊娠中の美容室の選び方」や「予約時に伝えるとよいこと」「美容室に行く時の注意点」をお伝えしました。
また、それ以外にも「妊娠中のカラーやパーマ」、家にプロの美容師が訪問してくれる「訪問美容」についても解説しました。
妊娠中の場合、いくつか注意点はありますが、美容室に行ってカットやカラーをしてもらうことは可能です。
また、「美容室まで行くのは難しい」という場合には、訪問美容が利用できます。
当サイト「GOCHOKI」では、「訪問美容」に関する内容の記事を多数掲載しています。
訪問美容に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。