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訪問美容は介護・育児で忙しいご家族も利用できる!外出が難しいアナタへ

2021.10.01

楽しそうに微笑む介護者とその家族

・髪をサッパリしたいけれど、療養中の家族を置いて家を空けるのは気が引ける。
・サロンに行きたいけれど、子どもが小さくて行きづらい。旦那も仕事で預けられない。
・そろそろ白髪が気になるけれど、介護中の親がいるので美容室へ行くのが難しい。

「親御さんや小さなお子様を残して、家を空けるのに抵抗がある」そんなお悩みから、思うように美容院へ通えないというアナタへ。

今回は「家族のお世話で外出が難しい方」が利用できる、訪問美容サービスの魅力について解説いたします!

 

育児や介護に追われるご家族も、訪問美容サービスが利用できる

美容師と子連れのママさん

高齢や病気・出産育児・なんらかの疾患等が理由で外出が困難な方のために、自宅や施設に美容師が足を運んで、髪の毛のカットやシャンプーを施術するサービスを「訪問美容」といいます。

一般的には「何らかの事情で外出が難しい」方のみが受けられるサービスですが、実は施術を受ける本人だけでなく、そのご家族も一緒に利用することが可能です。

厚生労働省の定める「訪問美容サービスの利用対象」の要件では、以下のように記載されています。

(2) 自宅等において、常時、家族である乳幼児の育児又は重度の要介護状態にある高齢者等の介護を行っている者であって、その他の家族の援助や行政等による育児又は介護サービスを利用することが困難であり、仮に、自宅等に育児又は介護を受けている家族を残して理容所又は美容所に行った場合には、当該家族の安全性を確保することが困難になると認められるもの

(理容師法施行令第4条第1号及び美容師法施行令第4条第1号に基づく出張理容・出張美容の対象について(厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部生活衛生課長)

実際、当事者のご家族が訪問美容サービスを利用されるパターンについて、以下でより詳しく見ていきましょう。

 

病気や疾患をお持ちの方の、ご家族が訪問美容を利用する3つのパターン

要介護者とその家族

自宅で療養されているご本人に加え、そのご家族が訪問美容サービスを利用される「よくある3パターン」についてご紹介いたします。

1.自宅で親御さんの介護や看病をされている娘さん・息子さん

要介護者・寝たきり等の親御さんと一緒に暮らしながら、面倒を見ている娘さんや息子さんが訪問美容を利用されるパターンです。この場合、まずは親御さんの施術を訪問美容へ依頼され、あわせてご自身のカットやカラーもお願いされるケースが多いです。

こうすることで親御さんを置いて外出する不安を解消できたり、あるいは訪問に発生する出張費を抑えられたりといったメリットがあります。

2.妊娠前後や育児で外出できないママさん(子どもさん・旦那さん)

出産はもちろん、小さな子どもさんのお世話に追われて外出が難しいといったママさん・パパさんも、訪問美容サービスが利用できます。


・旦那さんに子どもを預けたいけれど、面倒を見てもらうのが不安
・親や親せきなど、近くに頼れる人がいない
・子どもさんをシッターなどに預けて、家を空けることが難しい

こういった項目に当てはまるママさん(パパさん)は、訪問美容の利用を検討してみても良いかもしれません。

【実際の利用例】
生後半年と3歳、2人の子どもさんのいる30代前半のお母さんです。

ここ半年、育児に追われて美容院へ足を運べておらず、しばらくヘアカットにいけていない、髪の根元も黒くなってしまい……という状態でした。サロンに行きたいものの、2人の子を預けて外出することには抵抗感が。しかし旦那さんは単身赴任中、と八方ふさがりの状況でした。

そこで近隣エリアで訪問美容サービスを運営する、個人サロンに問い合わせ。自分のカットカラーに加えて、子どもさんのカットもあわせてお願いされたとのことです。カットやカラー中に子どもさんが泣き出した場合も、施術を中断してあやしにいけるのが特に助かったそうです。

 

3.障がいで外出の難しい方と、そのご家族・ご兄弟

何らかの障がいが理由で外出が難しい方は少なくありません。障がいとひとえに言っても「身体障がい」「知的障がい」「発達障がい」「精神障がい」と種類・症状は様々ですが、いずれが理由であっても、外出が困難な場合であれば訪問美容サービスは利用可能です。

また障がいを患われる方には年齢の若い方・子どもさんも少なくありません。そのため訪問美容サービスの利用対象者は親御さんに限らず、息子さん娘さんが障がいを患われる場合・ご兄弟が患われる場合もあります。

親御さん・子どもさん・ご家族のいずれかが障がいをお持ちで、

・片時も目を離せない
・自分がいなければ生活に支障が生まれる
・家に1人で置いていくのが不安で仕方ない

という方は、訪問美容サービスを利用することで、そのジレンマから解放されるかもしれません。

 

訪問美容をご家族が安心して利用するため、知っておきたいこと

訪問美容を受けるお母さんと、その娘さん

訪問美容サービスを、本人だけでなくそのご家族も利用したい場合、事前に知っておきたいことについてお答えします。

Q1.健康な自分まで施術をお願いすると、迷惑では?

多くの訪問美容サービスでは、本人だけでなくご家族の施術も歓迎している場合が多いです。美容師からしても1訪問につき2人・3人と施術した方が単価があがる上、施術中にご家族がついている方が安心して臨めるためです。

予約時に美容師の日程を確認し、もし問題なければ2人分の施術をご依頼されると良いでしょう。

Q2. 自宅に美容師さんを呼ぶとなると準備や片付けが不安です

「片付けが行き届いていなくて、人を家に上げるのが嫌」
「施術後に散乱した、髪の毛や水滴の掃除が面倒そう」


自宅に美容師をあげるとなると、こういった心配をする方もいらっしゃるかもしれません。訪問美容では
事前準備・後片付けを、すべて美容師が担当します。また施術スペースは荷物量にもよりますが、4~5畳ほどの空きスペースがあれば基本的に問題ありません。

訪問美容サービスを利用・予約する詳しい流れや料金は、以下記事にもまとめてあります。

訪問美容って私でも利用できるの?サービスの流れと料金を紹介

 

Q3. できれば介護専用ではなくサロンのような施術が受けたいです

ご家族のうち「外出が難しくなる前は、ずっと通常のサロンに足を運んでいた」という方であれば、美容院ならではのカットやカラー・流行を汲み取った施術を希望される方もいらっしゃるでしょう。そういった方にとって訪問美容の施術は「介護・福祉」のイメージや、抵抗感があるかもしれません。

おしゃれの意識が高い方におすすめなのが、店舗を構えた通常の美容室が、サロン業と並行して運営している訪問美容サービスや、元サロンのスタイリストが独立して、個人もしくは法人で訪問美容を営んでいるサービスです。店舗と変わらないサービスや技術を提供できるため、流行や可愛らしさにこだわった施術を受けられる可能性が高いです。

まずはお住まいの近郊エリアで、希望に合う訪問美容サービスを探してみましょう。

まとめ

要介護者とその家族

今回は「自宅でご家族の介護・看病をされている方」に向けて、そういった方々でも利用できる訪問美容サービスについてご紹介いたしました。

もしあなたがご家族のお世話に追われて「長らく美容院に行けていないな」「久しぶりに髪をサッパリ切りたいな(けれど、家族を置いて出かけるのは不安)」という思いがあるなら、ぜひ「訪問美容サービス」の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

当サービス「GOCHOKI」はサロンオーナーだけが所属する、実力・品質にこだわった訪問美容サービスです。またGOCHOKIでは今回の様な「訪問美容サービスを利用したい方」に向け、わかりやすいコラム記事を毎月発信しています。ぜひそちらもご覧ください。

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