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訪問美容の感染症対策|コロナ禍で美容師が感染リスクを下げる取り組み

2020.06.04

コロナ対策

コロナウイルスによって訪問美容業界も大きな影響を受けました。

どうしてもお客様との接触が避けられない理美容業。美容室を中心としたクラスターが発生するなど不安を抱えられている方も少なくないでしょう。

今後、終息に向けて、お客様に安心してもらえるように、また、ご自身やスタッフの安全を確保するために、感染症対策をしっかり行なって行きたいですよね。

この記事では、これからの時代、訪問美容ではどのような衛生管理や感染症対策が必要かを紹介します。

訪問美容における新型コロナなどの感染症対策の例

さっそく、このコロナ禍において、実際に訪問美容業界で取り組まれている対策を紹介していきます。

1.今までの衛生管理の見直し

2.消毒の徹底

3.起床時・施設玄関での検温

4.施設などのカットスペースを見直す

5.フェイスシールドの着用

6.着替える

それぞれの取り組みを紹介していきます。

【1】今までの衛生管理の見直し

まずは通常の衛生管理を見直すことが大切です。

美容業界では、そもそも使い回すハサミなどの道具をしっかり消毒する、ゴミを一切残さないなど、衛生管理をしっかり行う傾向がありますよね。

そういった習慣に抜け漏れがないか今一度確認してみましょう。

【2】消毒の徹底

手指や衣類・機材の消毒も重視されます。

アルコールや次亜塩素酸水を使った消毒を、訪問前後以外にもこまめに徹底して行いましょう。

今までも、【1】の衛生管理の中で、きっちりと取り組まれている方が多い項目ですが、今後も行なっていくといいですね。

1日に何度も消毒して手荒れが心配という場合は、保湿成分などが含まれる消毒ジェルなどを選ぶことがおすすめです。

【3】起床時・施設玄関での検温

新型コロナウイルスの特徴に高熱があったように、体温はひとつの目安となります。

今までは多少体調が悪くても「仕事だから休めない…」という方がいらっしゃったかと思いますが、今後は不安要素がある場合は、休むようにしましょう。

施設などに訪問される美容師さんは、利用者様に安心していただけるように、施設の入り口で検温するといいですね。

複数人で訪れる場合は、非接触型の体温計がおすすめです。

【4】施設などのカットスペースを見直す

カットスペースを見直すことも大切です。

たくさんの人が利用する場所、狭い場所、他に人がいる空間は避け、広めのスペースを取れる場所を選びましょう。

施術後の掃除のしやすさも重要です。

複数人同時に施術をする場合は、間隔を大きく開けたり、別の部屋で行うなどの対策を行うのも良いですね。

【5】フェイスシールドの着用

美容業界全体で飛沫感染を防ぐ取り組みが始まっています。

その一つがフェイスシールドの着用です

元々は利用者に着用してもらい、切った髪を防ぐ役割でしたが、利用者だけでなく美容師もつけることで飛沫を防げます。

ただ、蒸れやすいので、利用者に理解していただき、美容師側も素早い作業が求められるかもしれません。

【6】着替える

施術にあたり、作業着などに都度着替えることも対策になります。

脱いだものは次亜塩素酸水などで消毒し、速やかに洗濯しましょう。

新型コロナなど感染症対策の取り組みを発信することでお客様に安心を

感染症対策をしていることは、利用者に積極的にアピールしていくべきです。

利用者の中には、「髪を切りたいけれど、感染が不安…どんな所なら安心だろう…」と悩まれている方も少なくありません。

今は不要不急と思われている方も、いつかは髪を整えたいと考えていらっしゃいますし、その時に完全にコロナ禍を忘れ去るのは難しいでしょう。

とはいえ、グイグイと「うちはちゃんとしていますよ!」とアピールしてもすこし胡散臭いと思われてしまう可能性があります。

程よいアピールの方法として下記をお勧めします。

 

  • ・SNS更新やDMをマメに行う
  • ・写真付きで対策を紹介
  • ・自分でできるヘアケアの方法を紹介

 

SNSなどを通じて、感染症対策の取り組みを写真付きで発信していくことで、安心感を持ってもらえる可能性があります。

また、美容院に行けない、訪問してもらえない方へ向けて、自宅でできるヘアケアやアレンジの方法を公開したりすることで、新しいお客さんだけでなく、既存のお客様の心もつかむことができるでしょう。

また、DMで、メッセージや終息後に使えるクーポンを送付するなどするのもいいかもしれません。

美容院や訪問美容を利用しづらい時期でも、お店のことを忘れず、思い出して「また利用したい」「ここなら安心して利用できそう」と思うきっかけになるような内容を、できるだけマメに発信していくことが大切です。

まとめ

このコロナ禍で美容業界は大きなダメージを受けました。

終息後も、利用者の意識は以前とは変わると考えられますので、安心して利用していただけるように万全の対策を行うことが必要です。

また、感染症対策は、利用者だけでなく美容師の安全を守ることにも繋がります。

頭を悩ませることも多いかもしれませんが、業界内で情報共有を積極的に行い、利用者に向けての発信もしっかり行なっていきましょう。