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引きこもりで美容院が怖いアナタへ。傷つかないための対処法を解説

2022.09.30

「精神的な不安や人に会う恐怖から、もう何か月も自宅に引きこもっている
「髪の毛をカットしたい気持ちはあるが、美容室へ行ったり、美容師さんと話したりするのが怖い」

そんな風に「サロンへ行けない」「自宅を出られない」ことについて、悩んでいる方が数多くいらっしゃいます。

 

この記事では「美容室に思うように行けない」という引きこもりさん向けに

・同じく美容室へ行けず悩んでいる方の声
・久しぶりに美容室へ行く場合の対策
・美容室へ行かず、ヘアカットする方法

といった内容についてお話しします。

引きこもりで美容室に行けない……悩んでいる人達の声

落ち込んでいる男性

「もう何か月も美容室へ行けておらず、気が付けば髪の毛がボサボサの伸び放題になってしまった」

「ひどい髪の毛をどうにかしたいものの、どうしても美容室の空間に行きたくない」

 

── そんな「髪の手入れはしたいものの、サロンに行けず悩んでいる」という引きこもりの方は少なくありません。

「美容室に行けなくなってしまった」という引きこもりさんに、その「理由や葛藤」について教えていただきました。

 

「カット中、話しかけられるのが嫌」で美容室に行けない

1年ほど前から、ワケあって引きこもりです。

自分は人見知りで話すのが得意ではなく、カット中に美容師さんから話しかけられる時間本当に苦痛です。

普段ずっと家にいるので口が回らず噛んでしまうし、何か気の利いたことを言おうと思うと、質問されてもいないのに変な事をベラベラ喋ってしまっいます。

また「ふだん、何のお仕事してるんですか」という質問もされると辛く、いつも返答に困ります。無職なので……。

だからといって、声をかけられた時に無視する勇気もなく、いつも前日ぐらいから「話しかけないでほしい」と、そのことばかり考えてグルグルしてしまいます。

(20代 男性)

 

「ボサボサの髪で行くのが恥ずかしい」

ただでさえ美容室の空間が怖いのに、何ヶ月も髪を切っていないせいで、生え際はすごくプリンだし、枝毛もすごくボサボサ。

とてもじゃありませんが、こんな恥ずかしい頭で美容室に行く勇気がありません。

本当は髪の状態もひどいのでプロの人に聞いてほしいのですが、そういった理由で、もうずっと自分で適当に自宅で切ってます。このままだと、ますます美容室に行けなくなってしまう。。

(20代 女性)

 

「批評されている気がしてしまう」

美容室特有の「おしゃれな人しか入れません」という感じの空気感が耐えられない。

2年前に一度、勇気を出してきれいめなサロンに行った時、被害妄想かもしれませんが「こいつ場違いだな」という目でじろじろ見られて以来、怖くてサロンに行けません。

私の姿を見た瞬間「なんでこいつの担当なんだよ」とガッカリされたり、内心であざ笑われるんじゃないかと考えてしまう。

(20代 女性)

 

「予約の電話さえかけられない」

初対面の人に喋りかけるのが嫌すぎて、そもそも予約の電話さえかけられない。

「美容室に行かなきゃ」と思っても、予約が嫌すぎて、後回し後回しにしてしまう(結局、数か月行かない)。

仮に予約しても、何分前に店に行けばいいかとか、待ち時間どうやって過ごすかとか、そんなのを考えるのも苦手。

本当は予約せず飛び込んで、一言も話さずすぐに帰りたい。

(30代 男性)

 

「パニック障害で美容室が怖い」

1年半前からパニック障害を発症し、以来美容室が怖くて仕方ありません。

美容室以外にも人の多い場所、電車などはすべて苦手です。ふだんは家でじっとしていることが多いです。

家にいるとき、外を散歩しているときは普通なのですが、美容室は「カット中に発作が起きたらどうしよう」「気持ち悪くなったらどうしよう」という不安が、頭から抜けなくなってしまいます。

数か月前、久しぶりに勇気を出して美容室に行きましたが、怖くて施術中ずっとガタガタと震え、嫌な汗が止まりませんでした。

(30代 女性)

 

「長い引きこもりで対人恐怖症に」

大学時代のいじめ、友人の裏切りをきっかけに、約2年ほど引きこもっています。

以前はどちらかと言えば明るい性格だったはずが、いまは家族以外の他人と接することが怖いです。

友人はもちろん、宅配の人とさえ目を合わせることができず、美容室にも約2年近く行けてません。

髪は一緒に住んでいる両親に、適当に切ってもらってます。

(20代 男性)

 

調査の結果、引きこもりの方の「美容室に行けない・行きたくない」理由として

 

・美容室ならではの賑やかで華やかな空間に行くのが怖い、恥ずかしい、場違いに思う。
・人見知りでスタッフと話すのが苦痛、声をかけられたくない
・パニック障害により、美容室の縛られた空間が耐えられない
・精神的な病があり、人と接することが怖い

 

など「ただ外出するのが嫌」なのではなく、「美容室だからこそ行けない」という声が多いことがわかりました。

他人と会ったり外出したりが、そもそも苦手な「引きこもりさん」の中でも「美容師は特に苦手、行きたくない」という場所に該当するようです。

 

久しぶりの美容室で、引きこもりさんが傷つかないためにやるべき5つのコト

外出する女性

引きこもりさんの中には意を決して、数か月~1年単位ぶりに美容室へ行く方もいらっしゃるでしょう。

久しぶりの美容室では「気疲れ」や「精神的なダメージ」を負いやすいため、無理なく利用できるよう、事前準備や対策をしておくことが大切です。

 

引きこもりさんが傷つかないために、美容室へ行くにあたり実行すべき5つのことをご紹介します。

 

1.事前に「あまり会話したくない」旨を伝えておく

引きこもりさんが久しぶりの美容室を利用する際、行うべき対策1つ目は「事前にあまり会話したくない旨をスタッフへ伝えておくこと」です。

・美容室の「予約時」
・初回来店で手渡される「カウンセリングシート」

いずれかのタイミングにて、「お話しするのが苦手なので、できれば会話せず静かに過ごしたいです」という旨を記載しておけば、必要最低限の会話のみで施術を受けられます。

ネット予約、カウンセリングシートともに「備考欄」や「店舗へのコメント」といった「余白の項目」があるはずなので、そこへ記載するのがおすすめです。

 

2.なりたい髪型や髪色があれば、写真で探しておく

対策2つ目は「なりたい髪型や髪色があれば、事前に写真で探しておく」ことです。

写真を見つけておけば、当日スタイリストさんに「どんな髪型にされますか?」と聞かれた場合も、さっと写真を見せ「こんな感じでお願いします」と伝えるだけで対処することができます。

美容師さんがイメージをつかみやすくなるため、写真は1枚でなく何枚か用意しておくと良いでしょう。

 

「どんな髪型や髪色がいいか、言葉で説明する自信がない」「なるべく美容師さんとの会話を少なくしたい」という方に、ぜひおすすめしたい方法です。

 

3.当日はなるべく身だしなみを整えていく

対策3つ目は「自分が恥ずかしくならないためにも、身だしなみを最低限整えていく」ことです。

多くの引きこもりさんは「美容室へ行きたくない理由」として

・自分が行くと「場違い」な気がして恥ずかしい
・服装や髪型に対して、美容師さんに「ダサい」と思われていそうで怖い

など「自身の外見への自信のなさ」を挙げていらっしゃいます。

 

当日に自分が辛くならないためにも、以下3つのポイントに基づいて、身だしなみを整えておくことをおすすめします。

・髪の毛 … 寝ぐせ、ボサボサでないように気を付ける。長ければまとめる。恥ずかしければ、帽子で隠すのもアリ。

・服装 … シンプルで清潔感があり、シワなどがついてないもの。通販で手頃なものを新調するのもおすすめ。

・清潔感 … 口臭予防、フケチェックなど、最低限の身だしなみを整えればOK。

 

その他、女性であれば「軽いお化粧」などもできるとベストですが、(昨今はマスクの着用が必須化されていることもあり)難しい場合は無理をする必要はありません。

 

4.事前に口コミを調べ、入りやすそうな雰囲気の店に予約する

対策4つ目は「事前にネットなどで口コミを調べ、入りやすそうな雰囲気の店に予約する」ことです。

引きこもりさんが久しぶりに行くのであれば、常にお客さんで賑わう華やかな雰囲気のサロンより「少人数でアットホームな雰囲気のサロン」や「年齢層が高めの落ち着いたサロン」のほうが、足を踏み入れやすいかもしれません。

 

そのため、やみくもに近所のサロンを予約するのではなく

・サロンの雰囲気や客層
・スタッフさんの対応
・お客さんの多さ、入れ替わり

といった店舗の口コミを事前調査し、自分が利用しやすそうな高評価のお店を探しておくのがおすすめです。

各サロンの口コミは、大手の美容室探しのオウンドメディアや、Googleマップの口コミなどから閲覧することができます。

 

5.平日や午前など、他のお客さんが少ない時間に予約する

対策5つ目は「平日や午前中など、店舗が空いている(他のお客さんが少ない)時間を予約すること」です。

他のお客さんで賑わう店内や、多くの他人と居合わせる窮屈な空間を「苦手だなあ」と感じる引きこもりさんは、少なくないでしょう。

静かな店内で安心して施術を受けるためにも、可能であれば「平日の昼間」「土日の朝一」など、お客さんが少ない時間帯を狙って予約するのがおすすめです。

 

以上、引きこもりさんが久しぶりに美容室へ訪れる際、事前に行ってほしい5つの対策でした。

 

引きこもりで美容室に行けないとき、実践したい対処法

「引きこもりさんが美容室へ行く場合の対処法」についてお話ししましたが、引きこもっている方の多くは「美容室へ行きたくても行くことができない」という悩みを抱えているのではないでしょうか。

続いては「どうしても美容室に行けない」という方に実践してほしい、髪が伸びてしまったときの対処法をご紹介します。

 

1.お手本を見て、セルフカットを習得する

1つ目は「お手本を見ながらセルフカット・セルフカラーを行う」という方法です。

最近ではYouTubeなどで「簡単なセルフカット・セルフカラーのやり方」を紹介している動画も多く、誰でもお手本を見ながらカットやカラーに挑戦することができます。

セルフカットの際は「文房具のハサミ」で代用するのではなく、アマゾンや楽天などで売っている「専用のカットばさみ、すきばさみ」を購入すると良いでしょう。

また市販のカラー材について推奨していないサロンもありますが、どうしても美容室へ行けない方が、一時的な代替策として取り入れるのであれば問題ないでしょう。

 

2.1,000円カットのような、短時間の店舗を利用する

2つ目は「1,000円カットのような、短時間で完了するサロンを利用する」という方法です。

「1,000円カットサービス」とは、通常よりシンプルなサービス内容である代わりに、1回1,000円という低価格でカットを依頼できる美容室のことです。

・施術時間は約10~15分ほど
・簡単なカットのみ
・要望を伝える以外、ほぼ会話は必要なし

といった特徴があるため、長時間の滞在やスタッフとのコミュニケーションが苦手という方でも、利用しやすい点が魅力です。

 

▼実際に1,000円カットを利用した方の声

引きこもり歴、2年になる男です。予約したくなかったので、飛び込みで1,000円カットに行ってきました。

20分ほど待たされましたが、カット自体は10分ちょっとくらいで終了。カット前に「今日はどうします?」と聞かれるので、私の場合は事前に用意しておいた画像を見せ「こんな感じにお願いします」と伝えました。

ほぼ話さなくて良いし、お客さんの雰囲気もギラギラしてしないので、人見知りでも気軽に利用しやすいと思います。

(20代 男性)

 

デメリットは「最低限のカット」のみ依頼できる店舗が多く、通常の美容室のような流行のヘアスタイルや、カラー・パーマといった施術は受けられない可能性が高いことです。

おしゃれ目的というよりは「美容室の予行練習として利用してみる」あるいは「人並みに清潔感のある髪型を保ちたい」という方に、おすすめしたい方法の1つです。

 

3.訪問美容サービスを利用してみる

3つ目は「訪問美容サービス」を利用してみる、という方法です。

訪問美容とは、美容師があなたの自宅へ訪問し、実際のサロンと同様にヘアカットやカラーといった施術を提供するサービスのことです。

美容師が家まで来てくれるため「何らかの理由で家を出られない」「美容室に足を運べない」という方でも、安心して利用することができます。

 

また、カットやカラーの際は髪の毛や液剤が飛び散らないようシートでしっかりと養生し、施術後も掃除機やホウキで清掃するため「自宅を汚したくない」という方も心配ありません。

 

▼実際に訪問美容サービスを利用した方の声

ひどい精神疾患からひきこもりの状態になり、8か月がたった頃に、ネットで知った訪問美容を利用しました(知ってから実際に連絡をするまで、2か月ほどかかりました)。

予約までは怖ったのですが「しばらく自宅から出られず、髪がひどい状態」であることを事前に伝えたところ「訪問美容は、自宅から出られない方のためのサービスなのでぜんぜん大丈夫ですよ」「連絡してくださって、ありがとうございます」と、言ってくださいました。

施術当日は母に同席してもらい、40歳くらいの女性に切っていただきました。親切な対応でしたが、必要以上に話しかけられることもなく、1時間弱くらいで、カットとシャンプー・準備片付けをしていただきました。

勇気を出して、お願いしてよかったなと思います。2か月後もまた来ていただく予定です。

(20代 女性)

 

ただし、訪問美容サービスは「病気やケガ、疾患、妊娠や出産といった事情で外出が困難な方」のみ利用できるといった決まりがあるため、引きこもりの方誰もが申し込めるわけではありません。

 

単に「外に出るのが面倒くさいから」「人の多い空間が苦手だから」といった感情的な理由で、訪問美容を利用することはできないため要注意です。

 

▼訪問美容が利用できる人の例

・うつ病やパニック障害など、何らかの「心の病」によって外出しづらい方
「対人恐怖症」があり、人とのコミュニケーションが困難な方
・病気やケガで、自宅を出るのが難しい方
・育児や妊娠で、自由に外出できない方

 

一方、訪問美容の業界には、精神的な疾患や身体的な不自由さに理解のある美容師さんが多いため「引きこもっていること」を気兼ねすることなく利用できる点も大きな魅力です。

 

引きこもりの方が、訪問美容サービスを利用する流れ

美容道具_必需品

最後に、引きこもりの方が「訪問美容サービス」を利用する一連の流れについてご紹介します。

 

1.問い合わせ・予約

はじめにネット検索・大手の美容ポータルサイトなどを使って、近隣エリアの訪問美容サービスを検索してみましょう。

「〇〇市 訪問美容」「〇〇駅 訪問美容」など、エリア名+訪問美容のワードで検索をかけるのがおすすめです。

訪問美容サービスが見つかったら、HPやサービスページを参照し「安心して依頼できそうなサービスか」を検討します。

問題なさそうであれば、サイトの「問い合わせページ」あるいは「電話」より連絡し、予約の可否について確認しましょう。

 

2.事前準備

訪問の日取りが決まったら、当日までに部屋の簡易的な片付けを行っておくと良いでしょう。

基本的に美容師がすべての道具を持参するため、あなた側で準備するものはとくにありません(コンセントや自分が座るようの椅子をお願いされる可能性があります)。

 

3.当日

お部屋に訪問美容の荷物をセッティングする様子

施術当日、予約した時間帯に美容師が自宅へ訪問します。

施術の際はルームウェアやジャージなど、リラックスできる服装で問題ありません。

シートの養生や道具のセットが整ったら、サロン同様にカットやカラーといった施術を進めていきます。所要時間は施術内容にもよりますが、カット&シャンプーで30分程度、前後の準備時間を踏まえ1時間ほどを見込んでおくと良いでしょう。

当日は可能であればご家族やパートナーなど、誰かに同席を頼めるとより安心です。

 

4.掃除・片付け・精算

施術が終わったらすべてのゴミや髪の毛を回収し、道具を片付けたら作業が完了です。

料金を精算し、必要であれば次回予約まで取っておくと、連絡の手間や負担を軽減できるためおすすめです。

 

以上、訪問美容サービスを利用する流れについてご紹介しました。

何らかの病気や疾患で「どうしても美容室に通えない」という方は、1つの案として訪問美容サービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

「引きこもりで美容室へ行けない」という皆さんにフォーカスをあてて、皆さんの悩みの声や対処方法について紹介しました。

あなたが最も辛くないやり方で、あなたの美容室に関する不安やお悩みが、少しずつ解消していくことを応援しております。

 

また当サイト「GOCHOKI」では、本コラムでもお話しした「訪問美容師サービス」に関する情報を毎月発信しています。

「今後、いつかのタイミングで訪問美容を利用してみたいかも」という方は、訪問美容のサービス内容や利用方法について書かれたコラムも、ぜひ覗いていただければ幸いです。

→訪問美容「GOCHOKI」のお役立ちコラム