不登校のお子さんが美容院を利用する方法は?発達障害のある子への美容サービス2選

人との関わりに負担を感じている不登校のお子さんも、「身だしなみを整えたい」「外に出たい」「学校以外の場所に行ってみたい」という思いを抱えていることは少なくありません。
とはいえ、「美容院に行く」ことを考えると「美容師にたくさん話しかけられるのでは」「学校のことも話さないといけないのでは」と不安になるものですよね。
ここでは、不登校のお子さんが安心して美容院を利用するためにどんな工夫ができるかをお伝えします。
また、不登校のお子さんの中には、発達障害や感覚過敏の傾向を持つ子もいます。
そのようなお子さんたちに向けて、発達障害のある子が利用することのできる美容サービスも合わせてお伝えします。
Contents
人と話すのが苦手…不登校の子が美容院を利用する方法3つ

不登校のお子さんが美容院をいやがる理由のひとつに「美容師と話さないといけないから」というものがあります。
ここでは、その問題点にどう対処すればよいか、3つの対処法をお伝えします。
対処法① 事前に希望を美容師に伝える
対処法② 髪型の写真を持参して行く
対処法③ 本やスマホを持っていく
対処法① 事前に接客に関する希望を美容師に伝える
「家から出ることが難しい」「学校に行きたくない」という、不登校やひきこもりと言われる状態にある子たちは、人と関わることに苦手意識や恐怖感を持っていることが少なくありません。
人との関わりに恐怖心があれば、知らない人(美容師)と話さなければいけない美容院に行くのをためらうのも、当然のことです。
ですが、美容院は話す場所ではなく髪を切る場所です。
なので、「人と話すのが苦手」「学校の話はあまりしたくない」などの希望は、事前に美容師に伝えてまったく問題ありません。
美容師は、お客様が快適に過ごせることが第一と考えています。
そのため、希望を伝えてもらったほうが助かると感じるでしょう。
最近は、施術前のカウンセリングで「会話なし」を選べる美容院も増えています。
実際、HOT PEPPER Beautyの美容院検索で「会話 苦手」と検索すると、7701件もの美容院がヒットします。
※参考:HOT PEPPER Beauty「美容院・美容室・ヘアサロン検索『会話 苦手』」2026年2月時点
予約の電話をする時、施術の前に「会話なしで」「学校の話題にはあまり触れないで」と希望を伝えておくことで、お子さんが美容院で感じるストレスを軽減することができます。
対処法② 髪型の写真を持参して行く
髪型の写真を美容院に持参し、美容師に「こんな感じで」と見せることで、ヘアスタイルに関する会話を最小限にすることができます。
髪型に関する会話を口頭でしようと思うと、美容院のハードルが高く感じられるのではないでしょうか。
以前気に入っていた髪型の写真や雑誌の切り抜きなどを事前に用意しておくことで、美容院に行くハードルを下げることができます。
対処法③ 本やスマホを持っていく
美容師に髪を切ってもらっている時間、何もすることがないと、なんとなく気まずく感じてしまいますよね。
そんな時間をやり過ごすために、本やスマホを持参することをオススメします。
施術中に本を読んだり、スマホを操作したりすることで、お子さんも美容師も「今は話さなくていい時間だな」という意識を持ちやすくなります。
美容院が苦手…発達障害などの特性がある子が利用できる美容サービス2選

不登校の状態にある子の中には、発達障害の特性が見られるお子さんも少なくありません。
ここでは、発達障害の特性がある子が利用できる2つの美容サービスについてお伝えします。
①スマイルカット
②訪問美容
①スマイルカット
スマイルカットとは、美容院でのヘアカットに困難を抱えるお子さんも笑顔でヘアカットできるように、ひとりひとりの子どもに合わせ、スモールステップで施術を進める美容サービスです。
『NPO 法人 そらいろ プロジェクト京都 』が活動を始め、全国にスマイルカット実施店を拡大しています。
「周りの音にパニックになることがある」「知らない人・場所に恐怖を感じる」「じっと座っていることが難しい」など、発達障害の特性に限らず、さまざまな理由で美容院でのヘアカットが難しい子たちがいます。
スマイルカットはそういったお子さんたちに対して、丁寧な事前カウンセリングや段階的にステップを踏みながら進めていく施術を実施しています。
②訪問美容
訪問美容とは、何らかの障害や病気・怪我・出産といった様々な身体的・精神的な理由により、美容室に足を運べない方々のために提供されるサービスです。
発達障害も対象に含まれています。
お客様の自宅にプロの美容師が訪問し、サロンと同じようにヘアカットやカラーといった施術をおこないます。
施術に必要な備品の用意や、施術後の掃除(散らばった髪の毛など)も基本的にすべて美容師がおこなうため、お客様側がなにか特別な用意や作業をする必要はありません。
発達障害のあるお子さんが訪問美容を利用するメリットは、大きく分けて3つあります。
①自宅に訪問してもらえるため、周囲への迷惑を気にしなくていい
②普段通りの環境でサービスが受けられる
③発達障害などに理解のある美容師さんが多い
発達障害で美容院へ通うのが難しいというお子さんでも、安心して利用していただけるのが「訪問美容サービス」です。
より詳しくは以下のコラムをご覧ください。
発達障害で美容院に通えない子どもはどうしてる?│安心して利用できる訪問美容サービスの魅力も紹介
不登校・発達障害のある子を持つ親御さんにお伝えしたいこと

美容院を利用するとき、お子さんが美容師とうまくコミュニケーションが取れなかったり、大人しく座っていられなかったりすることがあるかもしれません。
そういった時、お子さんのことで美容師やスタッフに謝りすぎないように意識していただきたいです。
美容院にいる間、保護者の方がたくさん謝ったり、お子さんをたくさん叱ったりしてしまうと、そのことが記憶に残り、お子さんがヘアカットを嫌いになってしまうかもしれません。
「ドライヤーの音に驚いた」「急に髪を触られて嫌だった」など、お子さんの行動ひとつひとつには何らかの理由があります。
上で紹介したスマイルカットや訪問美容では、担当美容師と相談しながら、その理由を一緒に考え、お子さんが笑顔でヘアカットできる環境をつくっていくことができます。
困りごとや悩みを共有していただき、一緒に対処策を考えていければ幸いです。
まとめ
ここまで、不登校のお子さんが美容院を利用する方法3つと、発達障害のある子が利用することのできる美容サービス2選を合わせてお伝えしました。
特に、発達障害のある子が利用できる美容サービスとして紹介した「スマイルカット」「訪問美容」は、ひとりひとりのお子さんに合わせた施術を、親御さんと一緒に丁寧に考えていくことのできる美容サービスです。
スマイルカットや訪問美容は、美容院に行くことに困難のあるお子さんのお役に立つと思いますので、よければ利用を検討してみてください。
当サイト「GOCHOKI」では、「訪問美容」に関する内容の記事を他にも多数掲載しています。訪問美容に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。