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訪問美容に便利なドライシャンプーとは?使用手順からおすすめ商品まで解説!

2021.06.04

ドライシャンプー

訪問美容では、何かしらの理由で美容院に行けないお客様のために、様々な場所でサービスを提供します。

そんな訪問美容で便利なのが、水を使わずシャンプーができるドライシャンプー。

この記事では、ドライシャンプーとはどんなものなのか、といったお話から具体的な商品、使い方、メリットデメリットをご紹介します。

訪問美容に便利なドライシャンプーとは?

ドライシャンプー イメージ

ドライシャンプーとは、その名の通り水なしで頭皮や髪の汚れ・臭いを落とせるシャンプーのこと。
スプレー、泡(フォーム)、ミストなど、いろいろなタイプが展開されています。泡タイプであれば施術後にタオルで拭き取り、スプレーやミストであれば、かけて髪と頭皮を揉み込むだけで、拭き取りの必要はありません。

一般的に訪問美容のシャンプーは、通常移動式シャンプー台を利用する、もしくは自宅や施設の洗面設備を利用することが多いです。その方が、お客様に美容院と同様のサービスが提供できるためです。 

ただしお湯が利用できないシーンや、はじめての施術でお客様の状態がわからない(シャンプーを断られる・施術できない可能性がある)ときなどは、ドライシャンプーを併用すると良いでしょう。

 

訪問美容でのドライシャンプーの価格設定はどうする?

ドライシャンプーの値段

多くの訪問美容サービスでは「ドライシャンプー」と「お湯・水洗いの通常のシャンプー」の、2種類のメニューを完備しています。

通常の移動式シャンプー台を用いた施術なら、2000円、ドライシャンプーなら1000円、という風に価格帯を変えて提供している店が多い印象です。ドライシャンプーの方が手軽な分、価格も安くなる傾向にあります。

サロンと同じようにお湯洗いで、気持ち良くシャンプーをしてほしい方には「お湯・水洗いの通常のシャンプー」を。お湯が使えない、お客様の様態的にシャンプー台の利用が難しい場合はドライシャンプーで対応すると良いでしょう。初回で勝手のわからないお客様であれば、1度目はドライシャンプー、次回訪問から通常のシャンプーに切り替えるという対応もオススメです。

 

訪問美容師におすすめのドライシャンプー3選

ドライシャンプーも様々な種類があります。

今回は介護色の強い商品ではなく、一般の美容室でサロン向けに展開されているメーカー品を紹介します。

1.中野製薬「セトル」

セトル ドライシャンプー

(引用元:https://www.nakano-seiyaku.co.jp/products/settle/L)

 

セトルは、中野製薬から出ているドライシャンプー。

シトラスフローラルフルーティ・フローラルマリンムスク・ナチュラルフローラル・フルーティフローラルの4種類の香りがあり、香りと清涼感によって分かれているので、好みで使い分けられます。スプレータイプのドライシャンプーで、拭き取りの必要もなく手軽です。

使い方としては、スプレーを頭皮へ直接吹きかけ、髪となじませるだけ。皮脂や汗がスプレーに吸着し、べたついた髪がサラサラにります。

 

商品名:中野製薬株式会社「セトル」
商品URL:https://www.nakano-seiyaku.co.jp/products/settle/
価格:80g  ¥1,980(税込)

 

2.ナプラ「N.」の「シアドライシャンプー」

N. ドライシャンプー

(引用元:https://ndot.jp/lineup/dry_shampoo)

 

こちらは、ミストタイプのドライシャンプーです。
N.はオーガニックのブランドなので、シアドライシャンプーも「100%天然由来成分」から作られているのが特徴。

お肌にもいいので、髪だけでなく全身に使用できます。メントール成分が入っていて、施術後にスッキリとした清涼感が気持ちいい商品です。 

 

商品名:ナプラ「N.」の「シアドライシャンプー」
商品URL:https://ndot.jp/lineup/dry_shampoo
価格:150ml 1,800円+税 / 60ml 1,000円+税

 

3.デミコスメティクス「ハレマオ」の「DRY RESET(ドライシャンプー)」

ドライシャンプー

(引用元:https://www.demi.nicca.co.jp/products/halemao/)

 

「ハレマオ」はデミコスメティクスの夏限定ブランドで、クール系シャンプーやUVカットスプレーなどを展開しています。

ハレマオのドライシャンプー「ドライリセット」は、ライチ&ルバーブの香りのスプレー式ドライシャンプーです。

髪を持ち上げながらスプレーし、頭皮全体になじませて使用するだけ。クール系アイテムなので、清涼感が強くさっぱりした仕上がりが特徴です。

 

商品名:デミコスメティクス「ハレマオ」の「DRY RESET(ドライシャンプー)」
商品URL:https://www.demi.nicca.co.jp/products/halemao/
価格:70g ¥1,540(税込)

 

 

訪問美容でのドライシャンプーの使用手順とアイテム

美容師 イメージ

一般的に、カットが終わった後でドライシャンプーをし、スッキリしてもらってから髪をセットして仕上げ、という流れの訪問美容師が多いです。ドライシャンプーはお湯や水はもちろん、ドライヤーも必要なく手軽な点が魅力です。

ドライシャンプーの種類別に、使用手順とアイテムを説明します。

 

泡・ジェルなど固形タイプのシャンプーを使う場合

泡タイプのシャンプーを手のひらに乗せる図

<必要な道具>

・ドライシャンプー
・ブラシ
・タオル

1.ブラシで髪全体をとかす
2.ドライシャンプーを手に取り、髪全体と頭皮にマッサージするようになじませる
3.最後にタオルで拭き取る。このとき蒸しタオルを使うと、より洗浄効果がアップ。

 

ミスト・スプレータイプのシャンプーを使う場合

スプレータイプのシャンプーを手のひらに乗せる図

<必要な道具>

・ドライシャンプー
・ブラシ

 

1.ブラシで髪全体をとかす
2.ドライシャンプーを頭皮から15~20センチほど離してスプレーし、髪全体と頭皮にマッサージするようになじませる。

 

 

訪問美容でのドライシャンプーのメリット・デメリット

メリット・デメリット

ここまでドライシャンプーの特徴やおすすめ商品をご紹介しましたが、実際使用するときはドライシャンプーを使うか、普通のシャンプーにするかを適切に選ぶ必要があります。

そこでこの章では、ドライシャンプーのメリット・デメリットを紹介します

 

メリット1「場所を選ばず、短時間で使用できる」

ドライシャンプーの最大のメリットは、やはり水やお湯がなくても、手軽に髪や頭皮の汚れが落とせる事でしょう。
通常のシャンプーでは、大量の水を使って排水するので、設備が必要です。一方のドライシャンプーであれば、周囲に水回りがなくてもシャンプーできます。

さらに髪を水で流したり、ドライヤーで乾かしたりする手間もないため、時短にも繋がります。

介護や障がいの影響で「できるだけ短い時間で施術してほしい」というお客様にとって、ドライシャンプーは便利なアイテムです。

 

メリット2「コストや荷物運びの労力が抑えられる」

移動式シャンプー代を準備するのに比べると、コストや荷物運びの労力が軽減できるというのもメリットの一つです。
実際、移動式シャンプー代は、一般のサロンと同様の機能を持つ商品なら、購入すると10万~15万くらいします。

また持ち運びも結構重たくてかさばるため、車移動が必須です。

その点、ドライシャンプーならより簡易的な装備で訪問することができます。電車やバスといった公共交通を使った移動も可能です。

 

デメリット「通常のシャンプー程、汚れを完全には落とせない」

通常のお湯をつかったシャンプーに比べると、皮脂汚れなどが完全に落としきれるわけではないため要注意です。
考えられる工夫として、ドライシャンプーの仕上げに蒸しタオルを使用すると、汚れをしっかりと落としやすくなります

ドライシャンプーはあくまで簡易的なシャンプーであることを認識し、利用場面に応じて上手く使い分けると、お客様の満足度も高くなるでしょう。

 

まとめ|訪問美容で便利なドライシャンプーを上手く利用しよう

美容師 道具

訪問美容は一般の美容室に比べると、どうしても設備が限られてしまいます。

・訪問先の施設で、お湯が用意できない
・お客様の家が階段で、移動式シャンプー台を持って上がれない
・お客様の状態的に、シャンプー台の利用が難しい

などなど、お客様のニーズやシーンにあわせて、ドライシャンプーを使いわけるのがおすすめです。
ぜひ本記事を参考に、ドライシャンプーを取り入れてみてくださいね。


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